馬車道でランチ 【横浜 ヌーベルシノワ醐杜羽】
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少し歩いて、食べログでBMしていたこちらのお店を訪ねることに。
日曜日の昼、このあたりは閑散としていて、営業しているかどうかやや不安になったが、年中無休ということで日曜でもしっかり営業していた。
階段をあがり2Fへ。
女性の店員さんが明るく迎えてくれる。
店内は四川料理店とはまったくイメージの異なるもの。
店名にもついているヌーベルシノワとは、西洋の食材を中華の技法で調理したり、フランス料理のように洋風の食器に料理を盛り付けコース料理のようにして1品ずつ提供した中華料理。
店内の雰囲気も中華料理店というより、レストランという感じだ。
入口からやや細い通路を進むと、左手に厨房が。
お若いシェフがおふたり見えた。
明り取りの窓のついた壁沿いにテーブル席が、その他、中華料理店のような仕切りのある部屋が少し。
それほど広い店内ではないが、ゆったりとしたレイアウトで窮屈な感じはしない。
日曜日でもしっかりとランチメニューがあった。
8種類。ライス、スープ、お新香付きで950円。料理のみでは800円。
その他、点心セット(サラダと点心)、デザートセット(サラダとデザート)がそれぞれ300円。
カフェセット(ドリンクとデザート)が500円。
高級そうな店内のイメージからかけ離れた控えめな価格設定のランチメニューだ。
* 冷菜、ホタテ貝と皮蛋の四川辛子ソース
* 鶏肉とマコモ茸の黒胡椒炒め、パルミジャーノかけ
* ハーフ&ハーフ、汁あり、冷し坦々麺&炒飯
* 点心セット
を注文。
次から次へとテーブルに運ばれてくる料理。
どれも色鮮やかで美しい。
ボリュームもしっかりで、ホントに食べきれるのか少し心配になってくるほど。
お味の方はというと、ヌーベルシノワとはいうものの、花椒のきいた四川料理の片鱗を期待していたのだが、それが味わえたのは冷菜、ホタテ貝と皮蛋の四川辛子ソースだけだった(残念!写真を失念)。
これだけは、こうしたお店での外食でなければ味わえないだろうな、という味でとてもおいしかった。
が、鶏肉とマコモ茸の黒胡椒炒め、パルミジャーノかけは、パルミジャーノの甘さが妙に気になってあまり口にあわない。
冷し坦々麺は、坦々麺というより、色のついた冷やし中華という感じで酸味のとても強いもの。
実は、すっぱい冷やし中華は苦手なのだ。
炒飯も、パラパラ感のあまりない、これまた期待していたものとは違った。
ヌーベルシノワとは、こうした料理なのだとしたら、自分的には中華街に伝統的な四川料理を食べに行った方がいいなと感じた。
もっとも、夜のコース料理の価格帯を考えれば、950円で提供される料理としては立派なものだと思う。
接客、雰囲気とも、ランチタイムでも(想像だが)夜の水準から落差があるとは思えない心地よいものだということも特筆すべきだろう。
やはりここは、ディナーにそれなりのお金を使って味わうのが王道なのだろう。
機会があったら訪れてみたい。
ちなみに、こちらのお店は元町ドゥ エピセの元料理長、後藤シェフが独立してオープンしたもの。
店名の醐杜羽は、後藤氏の名前から。
ちと、暴走族っぽくもあるが
ヌーベルシノワ醐杜羽(ごとう)
横浜市中区弁天通3-36 関内プリンス会館2F
営業時間:11:30~14:30(L.O) 17:00~21:30(L.O)
無休
OLYMPUS PEN E-P3 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8