【藤沢 カレーハウス ジャンゴ】
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藤沢駅北側、朝日町の交差点から藤沢橋に至る国道の1本裏の道。
まず通らない。この道。
となりの中華も気になったが、地元の人でもわからないだろうなぁ。
知っていても入る勇気がある人がどのくらいいるか。
古い喫茶店のような外観。
ふつうならドアを開けるのがためらわれるのだろうが、食べログのレビューを読み勝手がわかっているので平日のお昼にあっさりと入店。
先客は近所のビジネスマンと思しきおふたりがテーブル席でさかんに話し込んでいる。
対して、カウンター内のご主人と、そのお母様だろうか、女性はもくもくと仕事している。
このおふたり、普段着のまま、ちょっと店やってます、みたいな感じで独特な雰囲気。
親子なんだろうか? いや、親子のように見えて、実はひとつの細胞が分裂して誕生したとか。
謎めいたところがまたよろし。
店内は左手がキッチンとカウンター席。右手に小さ目のテーブル席が2卓。
ゆったりしている。
奥にはステージらしきものがあり、アンプとギターが鎮座している。
どうもライブハウスっぽくもある。
店名のジャンゴは、同名のギタリストに由来しているのかもしれない。
店内の写真撮影は一切お断りとの張り紙あり。
500円のポークから始まるカレーばかりのメニュー。
奮発して2番目に高いビーフカレー650円を注文
カウンター席の左端に陣取った私は、もちろん自分でお冷を注いだ。座ったまま。
けっこう待った気がする。
ようやく出てくるかと思ったら、先客のおふたりさんのだった。
先客はすでに食事を終えて話がはずんでいるのかと思ったら、まだカレーを食べていなかったのだ。
それからは意外と早かった。
途中、親子で小競り合いがあった。
なにかの調理の仕方についてあーでもないこーでもないと、客のいる前でやっているのだ。
たぶん彼らには客は見えていないのだろう。
真剣なのだ。 と思うことにしよう
カレーは噂どおり、実においしい。
野菜をベースにしたやさしい味で、それでいてお子様カレーっぽいところはみじんもない。
しっかりコクがあって、終盤には辛さも伝わってくる。
ヲタク向けの興味本位でこの店がなりたっているかと勘違いしていたが、この味と値段なら、無愛想といわれる独特のサービスを割り引いても客が引き寄せられるのがうなずける。
やはり比較されるのはシュクリアなんだろうな。
シュクリアはなんといっても学生時代からなじみがあるという点で、盲目になっていることは否めない。
こちらジャンゴは、昔からの思い入れがなくても、この味はお勧めできる。
う~ん。大船も深いが、藤沢も深い。
カレーハウス ジャンゴ
藤沢市藤沢632-3
営業時間:11:00~15:00 17:00~21:00
定休日:木曜日
Canon PowerShot S100