山深い瑞泉寺近くの一軒家で懐石 【鎌倉 米倉】
|
昼・夜、それぞれ二組ずつしかとらないので予約が難しいかと思っていたら、一週間前の予約で土曜の晩にあっさり予約がとれたのでうかがってみました。
ロケーションは前述のとおりですから、初めての方はかなり迷うのではないでしょうか。
私は瑞泉寺にはよく写真を撮りに行くので、すんなり到着することができました
外観は、竹塀が和風っぽいものの、建物自体はわりと洋風な一軒家。
ペンションか山小屋に訪れたような感じです。
店内は狭く、4人掛けテーブルが2卓とカウンターが4席のみの計12席。
昼・夜、それぞれ二組ずつしかとらないようですので、カウンター席が使われることがあるのやらないのやら。
オープンキッチンになっていて、カウンター席に座ることがあるとすれば、調理や配膳を目の当たりにすることでしょう。
壁にかかった絵画も含め、特に「和」を感じさせる演出はされていないようでした。
本日は入り口寄りのテーブルにご年配の4名のお客さん、奥のテーブルに我々。
テーブルはゆったりしていますが、すぐ後ろがトイレというのは後で気づきました。
後半になって入り口側のお客さんが次から次へとトイレにいかれると、いちいち椅子を引かなければならないのでちょっと落ち着きません。
さて、お料理は冬瓜、はも、あわびの葛煮の先付から始まりました。
お弟子さんらしい若い店員さんが説明してくれるのですが、ちょっとぎこちなく、早口で、しかも時折カミながらおっしゃるのでほとんど記憶に残りませんでした(笑)。
昼も夜もコースしかないのですから、お品書きを用意してくださればいいのにと思います。
ということで、お料理の詳細は日本酒が進むにつれ記憶のかなたに
八寸
どれもいい素材を使われ、手間がかかっているのだろうなと感心はしたものの、期待が高すぎたのか、正直それほどの"感動"がなかったようにも思います。
和食でミシュラン☆というと、どうしてもご近所の日々茶寮 連と比較してしまいます。
椀もの 鯛そうめん
連のあの驚異的なコストパフォーマンスと、奇をてらうところのない素直で繊細なお料理が好きです。
お造り
評判どおり、いいお仕事をされている名店と思いますが、なにせ予約が苦手、「自宅近くでおいしいものが食べられればそれにこしたことはない」と考えているような横着者ですから、同じミシュラン☆でもより自宅に近いところで、よりお手頃に感動を味わえるお店に落ち着きそうな予感です。
米倉
鎌倉市二階堂728-20
営業時間:11:30~14:30 17:00~21:00
定休日:不定休(要確認)
Canon EOS-1D X + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZE + EF16-35mm F2.8L II USM
生ビール(小) 260円
ちっちゃくって、とってもかわいい
金属のグラスがキンキンに冷えていて、「最初の1杯」に最適!
青森の田酒
久しぶりに呑みました。
牛のイチボという部位のお肉。
牛の臀部の先の肉です。
牛の臀骨がH型なのでH-bone(エイチボーン)と呼び、そこから訛ってイチボと呼ばれるようです。
醇辛 天の戸 無濾過純米生(秋田)
お品書きもそうだけど、ドリンクメニューもあるといいな。
お酒の種類は口頭でしか教えてくれないんです。
アマダイの塩焼き
冷しもの
温泉卵ならぬ温度卵ていうのが底の方に入ってました。
ウニや冬瓜もおいしいです。
炊き合わせ
上品なひと品です。
〆は二八そば。
すっごく細く切ってあります。
つゆも繊細でおいしい。
そば湯も楽しみのひとつです
メロンとマンゴーが入った白ワインジュレ
ごちそうさまでした