NEX-5のファームウェアアップデートとDT35mm F1.8 SAM (SAL35F18)
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実売価格で8千円台という廉価な入門用レンズながら、単焦点でしかもF値が1.8という明るいレンズであるため一眼レフならではのボケも十分に楽しめるので初心者には感動もののレンズだ。
このレンズで単焦点レンズの素晴らしさを知ってしまった者は次々と他の単焦点レンズに手を出し、やがてレンズ沼にはまっていくというのだ。
SONYにも同様に撒き餌レンズがある。
実は今日、SONYからまた新しい撒き餌レンズが発売された。
DT35mm F1.8 SAM (SAL35F18)
Aマウントのレンズなので、NEX-5にはマウントアダプター LA-EA1を介してでないと使用できないのだが、すでにDT50mm F1.8 SAM (SAL50F18)とDT30mm F2.8 MACRO SAM (SAL30M28)を使っている。
しかも、今日公開されたNEX-5のファームウェアアップデートで、マウントアダプター LA-EA1を介してもAF撮影ができるようになった。
新しいレンズの発売日にファームウェアのアップデートを公開するとはなんともニクい演出だ。
今回のファームウェアのアップデートでは、上記のAマウントレンズ装着時のオートフォーカス機能の対応のほか、
ソフトキーのカスタマイズ機能などが施された。
[メニュー呼び出し先] 設定の追加
MFアシストの操作性改善
メニュー選択の操作性向上
動画の絞り値保持機能追加
NEX-5の操作系は携帯電話などのメニュー操作に似たもので、カメラを使いなれた者にはかえって使いにくかった。
ひとつの操作のために、ボタンを何度も押さなければならなかったりするからだ。
今回のソフトキーのカスタマイズ機能の追加によって、使用頻度の高いメニューをソフトキーに割り当てることによって、1回ないし2回の操作で完了できるようになった。
さしあたって、測光モードを1回の操作でできるように割り当てた。
今回発売されたDT35mm F1.8 SAMにはレンズフードが標準で付属している。
NEX-5自体がかなりコンパクトなので、マウントアダプター LA-EA1とレンズフードを装着するとかなりアンバランスだ。
左から、DT50mm F1.8 SAM (SAL50F18)、DT35mm F1.8 SAM (SAL35F18)、DT30mm F2.8 MACRO SAM (SAL30M28)
ちゃんとした作例はまだ撮れていないが、ちょっと持ち出して撮ってみた。
SAMレンズはフォーカス時にかなりジージーとうるさく、合焦近くまではわりと速く動作。
そのあと微調整に行ったり来たりして迷っている感じ。
全体としてはかなり遅いAF動作だ。
動体にはまったく対処できそうにない。
ただ、合焦の精度は満足できる水準のように思う。
Canon EOS-1Ds Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM
SONY α NEX-5 + DT35mm F1.8 SAM