ミシュラン☆のうなぎ屋さん 【辻堂 うな平】
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こちら食べログを始めてから知ったお店ですが、とても評判がよくて前々から行きたいと思っていたお店なんです。
そう思いつつ、なかなか行けずにいたら、ミシュラン☆をとっちゃって、☆後に今回の初訪問となりました。
細い路地の奥にあるんですが、駐車場がわりと広くとってあるので、車が便利ですね。
(ただし、ハンドルキーパーがいないと呑めませんが(笑)。)
ここ、予約が必須です。席がなくて入れないということじゃなくて、待たされるから。
予約なしで入ると、「予約してないと40分以上待ちますよ...。あーだの、こーだの...」とさんざん言われます。
ま、席があれば食い下がれば入れてくれますけど、あまりいい顔はされません。
で、予約必須ということなんですが、予約時に鰻の大きさはじめ、細かく注文をしないといけない。
客の到着に合わせて、うなぎをさばき始めて、ごはんも炊くということで、料理内容が確定してないといけないみたいです。
うな平
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鰻高騰のおり、入れるか入れないか、時間が何時なのかということより、鰻の大きさと値段の説明が勢いよくされ、説明を途中でさえぎって「特上でお願いします。」といってもまだ大きさと値段の説明を...。おお、これがうわさのやりとりなのだなと電話中に苦笑してしまいました(笑)。
最後に、「くれぐれも時間に遅れないように」と念を押されました。
携帯電話をもつようになって(って、もう20年近くになりますが)、待ち合わせに遅れそうになったら最後は電話で連絡って手があるわ、とちょっと気持ちのゆるんでいる仕事でのシーンを振り返り、ちょっと緊張。
土曜の湘南は道路が混んでいるので、余裕をもって出発したせいか、店前に着いたのは30分以上前。
しかも、駐車場がいっぱいで、一番奥にバックで入れば入れそうだったんですが、車で30分待つのもしんどそうだったので、いったん店を離れて用事を済ませてきました。
もどってきたのは13時10分前。さらに車が増えていて、ご主人の誘導でちょっとヘンなところにとめることになりました。
住宅地の中にひっそりとあるお店ですが、駐車スペースはそれなりにあります。お客さんが集中するとこういうことになるんでしょうね。
予約の名前を告げると、席に案内され、あと少しで予約の13時。
もう来るかな、もう来るかなと思っていると13時5分。
あれっ? あれだけ時間に遅れないように念を押されたのに...。
女将さんが各テーブルをまわってなにやら話しています。
なんと、ごはんのスイッチを入れ忘れていたとのことで、もうちょっと待ってくれとのこと。
まっ、弘法も筆の誤りってとこでしょうか(笑)。
スイッチ入れ忘れたからって、家庭の炊飯器じゃあるまいし、「高速」で炊いたりなんかしてないよねぇw
キラキラ輝いたお重と、肝吸い、そしてお新香。
少々窮屈そう。タレの照りは実に美しい。
箸を入れると、皮まで箸で容易に切れるほどですが、けっしてふにゃふにゃ、トロトロではなく適度な硬さ。
にもかかわらず、口に入れるとトロっととけるようにごはんといっしょに溶け込んでいきます。
ごはんはやや固めに炊かれていて、これがいつもの状態なのか、急いで炊いた結果なのかは不明ですが、鰻のやわらかさとの相性がさすがです。
時間をきっちりと管理して、このバランスをいつも提供したいのですね。
タレはやや辛めですが、濃いという感じよりはややあっさりした印象。
芳ばしさに関しては、自分の好みではもう少し芳ばしい方が好みですが、これは個人的な問題。
うなぎも肝吸いもあっという間に完食してしまいました。
さすがに☆をとるだけのことはあるなと思いました。わりと近いところでこの鰻がいただけるのはありがたいことです。
女将さんは、実際にお店で会ってみると、電話口で受けた印象とはまったく違っていて、腰の低い、それでいてちゃきちゃきした好印象でした。
厨房内が見えますが、ご家族経営って感じであたたかみがありますね。
うなぎの仕入によって、日々お値段が変動するんです。
「上のみ、2人前よりお願いします」というのは、大きさの都合で半端ででないようにということなんでしょうね。
ごちそうさまでしたm(__)m