ヨットマン、釣り人、地元民に愛される文佐食堂 【江ノ島 文佐食堂】
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文佐食堂
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Canon EOS M + EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM + EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM + EF-M22mm F2 STM
江ノ島桟橋を渡った向こう岸といえば、貝作さんを筆頭にロータリー近くに観光客向けのお店がひしめき合っています。
オシャレなお店とは真逆にあるお店ですが、雰囲気がいい味だしています。
実はみなさんご兄弟なんです。7人兄弟のうちの3姉妹とその弟さん。71歳になるおじちゃんが一番弟なわけです(^-^;
江ノ島ならではの磯料理や定食がならんでいます。
たしかに観光客価格といえばそうなんですが、まだ良心的というか、不思議と地元民としてもボッタクられた感はあまりしません。
ゆったり腰をすえて呑んでいこうかな、なんて思わせる雰囲気があるんですよねぇ、ここは。
今日は昼から呑んじゃいました
わりとおおぶりのさざえがひとつ。けっこう色濃いめ、味濃いめの出汁で炊いたつぼ焼きです。
先日いただいた竹波さんのさざえのつぼ焼きが絶品だったので、その直後に比較してはかわいそうな気がしますが、あちらの繊細なつぼ焼きに対し、こちらは荒々しい漁師料理のつぼ焼き。火がしっかりしっかり入っていて身が固め。
釜揚げしらすがたっぷり♪ この量でこのお値段は良心的です。酒のつまみにもってこいですね。
この辺ではいくらでも獲れるわかめなので原価は知れているんですが、それでも350円でいただける酒のつまみとしてはハズせないんですよ。
あまり醤油をかけすぎないようにして鰹節の味を生かします。
甘めの出汁で煮たさざえの身を刻んだものを卵で綴じ、白飯の上に載せた丼です。
言ってみれば、親子丼の、鶏肉がサザエの身に代わったものってところです。
これを江ノ島丼と命名して提供したのはハルミ食堂が発祥とされ、いまではあちこちのお店が江ノ島丼として提供しています。
文佐食堂はさざえ丼として提供しています。シャレっ気がなく、やはり他の観光客相手のお店と一線を画しているようで個人的には好感がもてます。
今ドキの江ノ島丼は、卵とろっとろの半熟状態で、出汁も上品なところが多いですが、こちらもワイルド。
卵はしっかり火が通って卵とじになっていますし、濃いめの出汁がたっぷり。デフォルトではツユだくです。
ごはんの下3分の1はツユに浸かってます。
こんな具合で、お料理もたしかに雑誌やメディアをにぎわす観光客相手のオシャレな感じにはほど遠いんですが、それでも応援したくなる愛すべきお店なんです