そば屋酒が向いていそうなおそば屋さん 【藤沢 手打ちそば・酒処 ゆたか】
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ゆたか
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外観は風情あるそば居酒屋という風で、のれん・看板には「手打ちそば・酒処」と書かれています。
メニューを拝見しますと、見慣れたそば・どんぶりなどのメニューのほか、創作そば、一品料理、酒などにページを割いており、夜の酒処としてのスタンスが垣間見られます。
平日のお昼14時ころにうかがいました。先客ゼロ。
夜の様子はわかりませんが、この時間帯はご主人がおひとりで営業されていました。
ご主人は長身で、往年の日活スター、宍戸錠さんを彷彿とさせるダンディな方でした。
そばの他、いくつか料理のつくセットで、酒処の実力を試すべくそば屋酒といきたいところですが、そのあと仕事もあることなのでがまんがまん。
厨房からの調理の音を聞きながらマツコとしばし。
まず天ぷらから。これだけ出てくると、やはりお酒いただきたくなっちゃいますね(^-^; エビ天、なす、かぼちゃの三点盛り。
塩でいただきます。天ぷらの揚げ具合はなかなか。そば屋の天ぷらとしては上々の部類だと思いました。
洋風に盛り付けられたエビサラダ。バルサミコ酢を使ったドレッシングはそば屋では珍しい。ご主人の創作気質がうかがわれます。
一切れ。ふんわり上手に焼かれています。焼きたてならさらにおいしかったかもしれませんが、作り置きなのでまあふつうでしょうか。
2枚。食感もやわらかく、おいしかったです。酒も呑まずにこれだけいただくのはなんとなく寂しいですね(^-^;
やや小さ目のせいろにこんもりと盛られたおそば。色濃く、ホシも多いそばですが、長さが短いのが特徴。手打ち感たっぷりですが、もう少し一本一本が長い方がいいですね。二八かと思いますが、気持ち太めに切られたおそばは、わりと好みでした。
洗練されたそばというより、ワイルドな感じ。直観的なイメージはそんな印象でした。
小鉢に真っ黒なきんぴらみたいなのが入っていたのでなにか?と思ったら、ミニ牛筋丼でした。
5時間かけてトロトロに煮込んだという牛筋は真っ黒。かなり甘めの味付けです。ごはんにもこの甘いタレがかかっていたので、好みが分かれるかもしれません。量は少なめ。〆という感じで、これもそば屋酒を意識しているのでしょうか。
食後に、蕎麦羊羹と蕎麦ヨーグルトが運ばれてきました。
蕎麦の一番粉、三番粉と玄蕎麦の実を混ぜて作った羊羹だそうです。上に乗った蕎麦の実以外は、特にそばの風味がするわけでもなく、甘め控えめなふつの和菓子という感じでした。
そば粉を20%混ぜたという飲むヨーグルト。これも特にそばの風味は感じられませんでした。
単品で提供されている料理を少しずつあれこれいただけるので、このお値段ではかなりお得感がありますが、ひとつひとつの料理に特に光るものが感じられずちょっと拍子抜け感がありました。お酒といっしょにちびちびいただいていたら印象はまた違ったかもしれません。
酒処と考えた方がいいお店なのかもしれませんね。