宿泊先のおとなりで、まさにひとめ惚れ 【阿波座 Coup de Coeur(クー・ド・クール】
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ハートの一撃、一目惚れ、心のメッセージ、出会い…などの意味を持ち、さまざまな場面で使われる。
ここのオーナーシェフは、奥様との出会い・一目惚れから店名にこの言葉をもってきたのだそうだ。
11月後半からの超多忙な毎日のなか、どうしても大阪に出張に行かなければならず大阪へ。
2泊2日の予定が、やはり予定どおりに事は運ばず、1日だけで勘弁してもらうこととなったが、それでも行かないわけにはいかないので仕事を切り上げて前乗り1泊1日で訪れた。
宿泊は、阿波座駅近くのスーパーホテル大阪天然温泉。
ここのところ、訪問先のお客様でお流行りなのか、スーパーホテルで宿をとってもらうことが多い。
Lohasを売りにし、可能な限り人件費を削減して低価格を実現しているビジネスホテルチェーンだが、ヘンに貧乏たらしいイメージがなく、合理的で満足感も高い。
大阪はこのホテルチェーンの本拠地のようだが、ここスーパーホテル大阪天然温泉は、地下1,000メートルから湧き出てる温泉が楽しめる、"なんちゃって"のレベルを超える温泉ホテルなのだ。
先客はいないようで、営業時間が長いので、もっと遅い時間ににぎわうのかもしれない。
この時間はオーナーシェフおひとりで切り盛りされている。
ネットでは「フレンチ」と書いてあったが、フレンチとイタリアンをミックスしたバールという感じで、カウンターでお手軽においしい料理とワインを楽しめる。
食事に凝ったワインバーといえるかもしれない。
「気軽に」というのを優先した結果なのだろう。
本格的な料理が食べられる。
「お時間いただけるなら」ということで快諾いただいたので、ハモンセラーノとワインをいただきながらマツコとに。
シェフはしばらく厨房にこもってしまわれた。この様子だと、複数のお客さんからいっぺんにオーダーが入ったら接客はやはり他の人に頼まないと難しいだろうなと感じた。
この日は幸い、ワタシのあとに1組カップルが訪れただけだったので渋滞せずに済んだ。
おひとりさま向けに盛り合せてもらった前菜プレートは、イタリアンテイスト。
イサキの炙り、紫白菜のマリネ、焦がし玉ネギのキッシュ、ガーリックトースト、鶏レバーのパテ、カリフラワーのピクルス、オリーブのマリネなどなど。
フォワグラには、旬の栗を使ったソースがあしらわれており、とてもうまい。魚の火入れもいい。
客が多くにぎやか過ぎたり、料理が停滞していたら印象はまったく別のものになっていたと思うが、今回のシチュエーションではまさに「一目惚れ」となった。
SONY Cyber-shot DSC-RX1R Carl Zeiss Sonnar T* 2/35
SONY Cyber-shot DSC-RX100 IV Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 8.8-25.7mm F1.8-2.8