家庭のリビングでいただく佐島の魚と季節の創作和食 【葉山 うりんぼう】
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----- ブック式のメニューのトップページ、「ごあいさつ」にこう書かれている。
店名の「うりんぼう」とは、初夏に佐島で揚がるイサキの幼魚のこと。
馴染みの薄い相模湾の小魚を知って欲しいという思いで付けた店名だそうだ。
法事で三浦半島の先まで出かけた帰り、母が外食して帰りたいというので、気軽に立ち寄れそうな和食店をということでこちらに電話してみた。
10コール以上鳴らしても応答がなかったので切り、なかばあきらめていたらコールバックがあった。
着信履歴からかけなおしてきたのだろう。
最近は、特に飲食店や商売をやられているところは、ナンバーディスプレイでかけてきた番号の履歴が残るので、以前なら考えられないこうしたことがふつうにできるようになった。
次の候補のお店に電話をかける前に行先が決まってよかった。
道路から脇に入り、坂を少し下るところにあるうえ、一般の住宅然としていて、小さな看板に気づかないとわかりづらい。
道路の傾斜を利用して1階というか地階のようなところと地続きの敷地が駐車場になっている。
入口はそこから建物横の階段をのぼって入る。このわずかな階段が足腰の弱っている母にはつらいのだが、手すりにつまかりゆっくりあがる。
玄関は一般の住宅そのもの。先の階段はバリアフリーとは言い難いが、それでも玄関などあちこちに手すりが設置されていて思いやりがみてとれる。
玄関で、おだやかで上品そうなマダムに迎えられる。靴を脱いで上がるあたり、これまた一般の家庭そのもので、母はマダムに親切にエスコートしてもらった。
陽当たりもよく、家庭的な落ち着きのある空間だ。
アラカルトのメニューがあるにはあるが、季節や天候に左右され、いつも決まった食材というわけにいかないので、「おまかせ料理」がご主人の本領を発揮するスタイル。
迷ったらコレ! という感じ。
母にメニューを見せたら注文が決まるまでに日が暮れそうなので、最初からこれに決定。
やはり日によって漁の善し悪しがあるので、これは致し方ない。通うしかないのだろう。
お値段的には、最近は安くて満足感の高いランチを提供する和食店も少なくないので、特にお得感は感じられなかった。
茶碗蒸しは一風変わっていて、洋風のコーンスープかと思うくらい。創作色もあっていい。
焼き魚はカマスの一夜干しだったが、ややカチカチで食べられる身に乏しく少し物足りない。
けっきょくこの日は前にも後にもお客さんは見えず、平日のランチだったせいもあり、仕入れのパワー不足感がぬぐえなかった。
ポテンシャルが十分感じられるだけにやや残念。
お近くだったら夜にぜひとも訪れたいのだが、場所が場所だけにいつ実現するやら。
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